わたしのりんご〜The Apple Of My Eye〜

高身長womanふへまるが好きなことを書くブログ

「伝統」で思い出す後輩こと

ふへまるです。



最近話題の事件に関連して「伝統」という言葉をよく耳にしました。
それを起因とし私が思い出すのが、生徒会時代の後輩の送辞。
ちょっとした思い出話。



生徒会時代、私は色々その時代に合わないものは変えようと模索しながらも継承すべき素晴らしい伝統は継承すべきだと考えて、今回話の主役となる一学年下の後輩を含めた3学年の仲間で活動をしました。
校舎改装に合わせ今にそぐわない古臭いだけのものは少し変えられることができたり、明文化せずとも先生方も黙認しているとわかったことは個々の裁量でやり過ぎないようにと諭したり。

どの先生方からの評価もよく、3学年メンバー全員で協力してやれたため、まあまあよい活動だったかなと思っていました。

しかしながら、私達の卒業式でその生徒会時代の一学年下の後輩が送辞で、
「私はなんでも変えればいいと思っていましたが、先輩方から伝統は守るべきだと教えられました。」
との発言を受けました。

それ以外に補足はなく、ああ私達の気持ちは身近にいたはずのその子にさえあまり伝わっていなかったのだなと、悲しくそして一生懸命受け継ぎをしたあの時間や活動はなんだったのかと恥ずかしくもなりました。
それ以来、卒業式といえばその思い出ばかりが出てきてしまいます。

卒業式以来その後輩とは会っていませんが、その子の先を案じてしまいます。



時代錯誤な変えなければならないことは変えるべきだし、守り伝えるべき素晴らしいことは変えずに伝えるべき。これが私の考え方です。あの頃から変わりません。

伝統も、よき伝統といえるためにはそうであるべきだと思っています。

社会に合わせて柔軟に対応・変化していきながらよい精神とあり方を後世に継承していくのが、よい伝統のあり方だと思うのです。
そしてそれがよい社会を作る。
なんだか人のよい生き方と似ていますね。



色々と考えさせられる事件であり時期でありワードでした。


日々自分を省みること・磨くことを忘れずに、大切に毎日を過ごしていきたいと思います。